2014年11月10日 21:51
category: ネタ
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文字数:4567
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ビジョンとかミッションとか.

こんにちは、どもども。
もう先月になりますが、あるイベントに参加した際、とても感銘を受けるお話を聞きました。
そして、それをきっかけに「自分(ジャクスタポジション)が本当にやりたいこと、やるべきこと」を改めて考え始めました。

ある程度まとまったので、ここに残しておきたいと思います。
ちょっと長いですが、よろしければお付き合いください。

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§ Webとの初めての出会い

インターネットが一般に普及し始めた2000年頃、ある「本」が発売になりました。
その本はいわゆる数量限定商品で予約しないと買えない本なのに、私は予約を忘れてしまいました。
どうしても読みたいのにもう買えない。
周囲の友人が買うような本でも無いので、たぶんもう読むことはない、そう思っていました。

当時、まだ自分のパソコンを持っていなかった私は、勤め先のパソコンからなにげなくその本をWebで検索してみました。

すると、徳島県のある本屋さんのWebサイトに「在庫あり」と記載されているのを見つけました。
まさか...と思いつつ電話してみると、確かに在庫があると。
北海道まで送ってくれるか尋ねたところ、送料など前払いで良ければと返事をもらいました。

もう手に入らないと思っていた本が、まさか徳島県の小さな本屋さんから購入できるなんて、奇跡としか言えない。
電話を切った次の瞬間「インターネットってすごい!」、初めてそう感じたのでした。

それから数ヶ月後のクリスマス。
気に入ったCDプレイヤーを冬のボーナスで買おうと思っていた私は、欲しいと思っていた色のものが近所の家電量販店ではもう手に入らないと知らされます。
他の色なら在庫もありましたが、私が気に入った色は売り切れで入荷も未定。
妥協しようかとも思ったのですが、その時にあの本のことを思い出しました。

インターネットでなら手に入るかもしれない。

翌日、さっそく検索してみると、大手家電量販店のECサイトにその商品が掲載されています。
Web上でも注文できたと記憶していますが、当時の私はまだWebサイトからメールを送るのも不安で、まずは電話してみることに。
電話口の担当の方は慣れた感じで電話注文に応じてくれ、ちゃんと購入することができました。
またしても、手には入らないはずのものがインターネットを通して手に入った瞬間でした。

やっぱりインターネットってすごい。
これらの経験を通して、私はインターネット/Webの魅力に取り憑かれていきます。

§ 誰もやらないなら自分で

それからしばらくして、小樽商工会議所職員として経営相談を受ける仕事に就いていた私の元に、ある電気屋さんが融資相談にやってきました。
話を聞いてみると、Webサイトで通信販売をするためにその構築費用を借り入れたいという相談でした。
その額、300万円。

当時、確かにWebサイトの構築には多額の費用が必要な時代でしたが、既に独学でWebサイトを作っていた私にとって、それはあまりにも桁が違うと感じる内容でした。
単純に高いという理由だけではなくて、徐々に一般化しつつあったWeb通販なのに、Webサイトを公開しただけで、品数豊富でサポート体制も万全な大手家電量販店のWebサイトと対等に渡り合える、あるいは投資としての費用対効果が十分に見込めるとは考えにくかったのです。

そんなまやかしにも近い「インターネットで商売繁盛!」の存在を知るに連れ、企業はもっとちゃんと仕事としてインターネット/Webに取り組むべきだと考え始めました。

ところが専門家がそのような企業をサポートするべきなのに、その当時はまだ近場では誰もそんな専門知識を持ち合わせていないということを知りました。
それなら自分がそのような企業をサポートしたい。事業運営に役立つWebサイトを構築してその運営を手伝いたい。
そんな気持ちを持って、そこからさらに数年後、独立起業することになります。

§ 営業マンとしてのパートナー

独立後、ゼロから顧客を探さなければならなかった私は、前職時代にお世話になった企業さんなどを中心に60件ほどリストアップして電話営業を始めます。
当たり前ですが、所属企業の後ろ盾があったあの頃とは違い、そう簡単に話を聞いてはもらえません。
やっと会うことができても、「ほんとにそんな仕事で食べていけるの?」などと言われたこともありました。
その言葉に、営業経験もなく仲間もいなかった私は心が折れかけていました。

幸い、たまたま出した広告から依頼が入ったり、大学時代の先輩が勤める会社から依頼をいただいたりしているうちに、自社Webサイトから直接お問い合わせをいただくようになります。
このきっかけに関しては「時代が良かった」と思うのですが、それでも起業からまもなくして電話営業もせずに仕事をいただけるようになっていき、その後、依頼のほぼ100%を自社Webサイトのお問い合わせフォームからご連絡・相談をいただくようにまでなりました。
結局、電話営業したのは最初の十数件程度で終わってしまっていたのでした。(それは10年経った今でも続いています)

この時もWebサイトってすごいと思いました。
営業経験がなく、電話でのアポすら満足に取れなかったのに、Webサイトに自分の考えや想いを載せたことで仕事の相談・依頼を受けられている。
むやみやたらとセールスするのではなく、必要と感じている人が自ら検索して弊社を見つけてくれている。
Webサイトが自社の立派な営業マンとして、私に代わってお客さんを連れてきてくれている。
社員ゼロのこの頃から、弊社Webサイトは「社員第1号」として立派に活躍していたのです。

たまにお客さんから「Webサイトを公開しても、そこで集客/販売するようなイメージが湧かない」という相談を受けることがあります。
そんな時、私は自信満々にこう言います。

私が今こうしてあなたの前にいられるのは、あなたが弊社Webサイトからメールを送ってくれたからです。
このパートナー(Webサイト)は、立派に集客という役割を担っていると思われませんか?
それと同じことを、これから生まれるWebサイトでも実現していきましょう。弊社であればそのお手伝いができます、と。

§ 訪れた転機

2012年4月、ある会社の社長さんが来札することをtwitterで知ります。
私が独立して以降、ブログや書籍、各種イベントへの登壇などでそのお名前をよく知っていて、ブログ記事を何度も読み返していたくらい影響を受けたと言っても過言ではない、その方が札幌に来る。
すごく迷ったのですが、こんなチャンスはもう無いかもしれないと思い、twitterから「少しでいいのですが、会っていただく時間をもらえませんか?」と直接連絡しました。
それまでの自分なら考えられないようなアクションでしたが、なんとOKの返事をもらい、その数日後にお会いすることができたのです。

インターネットってすごい、もう何度そう思ったかわからないですが、インターネットはまたしても私に奇跡を見せてくれました。
雲の上(メディア上)の人で会えるなんて思ってもいなかった人に会ってお話をさせて頂く時間を作れた。
当時、何を話したかとか全然思い出せません。おそらく相手の社長さんも「なんで呼ばれたんだろう?」と思っていたことでしょう(笑)
ですが、私にとっては明らかにそれまでとは違う新たな一歩だったのです。

それをきっかけに、その後も様々な出会いがあり、会いたいと思っていた方と知り合う機会が次々と訪れました。
お会いした方々とはその後にソーシャルメディアを通した交流が生まれていて、知り合っただけで終わっていないというのも1つの奇跡と思います。
最初の一歩を踏み出したのは確かに自分かも知れませんが、そのチャンスを運んでくれたのは間違いなくインターネットだったのです。

今や友人・知人は、ソーシャルメディア上でいつでも会える距離にいるので、数カ月ぶりに会っても昨日まで一緒だったかのように過ごすことができます。
これもまた、距離と時間を超えるインターネットだからできることと私は思っています。

§ 自分が本当にやりたいこと

個人事業として独立して9年半、その後法人化して1年、ことあるごとに求められたビジョンやミッション。
その時々に自分の考えをまとめ、言葉にしてきましたが、しっくりきていなかった部分がありました。

もちろん、嘘を言っていたり間違ったことを言っていたわけではないと思っていますが、なにかもう1つ、もう1歩先にあるなにかを言葉にできていない気がしていました。
今思えば、照れや恥ずかしさ、見栄などもあって、それを避けていたのかもしれません。

でも、それでは誰にも伝わらない。
私がなぜこの仕事を、このWebというものを使って仕事をしているのか。
Webじゃなければならない理由、この仕事じゃなければならない理由、この気持ち=モチベーションを維持し続けられている理由、それが何なのか。

私はWeb/インターネットがもたらす奇跡を何度も体験しています。

手に入らないと思っていたものを手にし、
できないと思っていたことを可能にし、
会えないと思っていた人たちに会うことができた。

今までの10年がそうであったように、この先の10年、そしてさらにその先の10年も、同じように奇跡が起こるチャンスがあると信じています。
そして、この奇跡は私のところだけで起きているのではないだろうとも。

あなたが今、この文章を読んでいるのと同じように、あなたが書く文章を目にしている人もまた、必ず存在しています。
あなたが持っている情報を知りたい人、販売している商品が欲しい人、そのサービスを受けたい人、あなたに会いたいと思っている人、そのような人が必ず存在しています。

私は、私のお客さまとなる方々のWebサイトやサービスを構築・開発することで、そのような人たちをつなげる仕事がしたい。
かつて、私に起こったのと同じようにその奇跡を体感して欲しい。

「Webでもっと楽しいリアルを創る」

インターネットが直ぐ手の届くところにあって、
当たり前になっている今だからこそ、あらためて「インターネットってすごい!」を伝えたい。

これが、私とジャクスタポジションがやりたいこと/やるべきこと、つまり弊社のミッションであると考えます。
今の私には、ジャクスタポジションだからできるこの仕事しかないんだと思います。

弊社はこの「想い」をもって、今後の事業に取り組んでいきたいと思います。
これからお会いするであろうお客様、ともに奇跡を創りあげる仲間、その方たちに少しでも届けばいいなと思っています。

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以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

けっこう前からしたためていて、やっと載せられました(笑)

※ お仕事のご相談、お待ちしております。
※ 一緒に働く仲間、募集しています。
※ この想い、現在の弊社Webサイトでは全然表現できていないということで、Webサイトのリニューアルも予定しています(苦笑)